01 Prologue小さなまちの片隅で

田舎の小さな町工場にて

  1996年11月6日 親父が天国に旅たちました。
ミュージシャンを目指して上京した愚息を2年前に強制送還させ2年後の事でした。
地元の企業で運転手として働いていた僕に叔父が「うちに来い」と言って印刷会社に就職したのは25歳の時でした。

叔父の印刷会社で僕は工程管理の仕事に就かしてもらいましたが、慣れない仕事で納期ミスを連発して決して優秀な社員ではなかったことを覚えています。
当時のスタッフの皆さんには大変迷惑をかけました。

その会社にはイラストレーターがあり、デザインに興味のあった私は仕事の合間を見ては独学でイラストレーターの操作を覚えていき、多少のデザインの仕事をもらえるようになっていきました。
しばらくしてデザインと営業、配送運転手などの雑務もこなしながらデザインと営業を勉強していきました。

イラストレーターデザインや営業のことがようやくわかりかけた1997年6月 所帯を持つことになりました。
結婚したきっかけは、僕のデザインした地元の結婚式場で行なわれるクリスマスパーティーのチケットとポスターを納品に行ったところ亡父の友人であった結婚式場の社長がから「けんちゃん来て見ないかい?」と誘ってくれたことが結婚のきっかけでした、何より父を失い暗く沈んだ実家を長男としてなんとかしたいという気持ちがありました。
デザインと配達の仕事せず営業だけだったらそのめぐり合わせも無かったことでしょう。
1998年4月10日に長男を2000年4月11日長女を授かることが出来ました。
子供が二人となったので「もっと稼がないといけない!」と悩み考えて叔父には申し訳なかったが印刷会社を退職させていただくことになりました。

その頃3Kと言う言葉が流行っていました。
「きつい (Kitsui) 」「汚い (Kitanai) 」「危険 (Kiken) 」の頭文字をとったものです。
「稼ぐ!」と意気込みハローワークで巡り合った企業が地元の老舗工具メーカーK製作所。
老舗工具メーカーK製作所、此処で私の現在を構成する様々な事を学ぶことになるのです。


ブランディングとの出会い

2001年 商品開発の中で二人の先生とお会いすることが出来ました。
「ブランディング」について学んだのはこの頃からだと思います。

・株式会社 クルー 代表取締役 馬場 了 先生
       ウェブサイト http://www.crewdesign.co.jp
・株式会社 COBO 代表取締役 山村真一 先生
       ウェブサイト http://www.cobodesign.co.jp/

両先生には駆け出しだった僕を可愛がっていただき、様々な考え方や方法論を学ばせていただきました。
当時は「門前の小僧」状態だったと思いますが、先生方からプレゼントいただいた本は当時の僕にとって宝物であり、現在も迷ったときの原点回帰の愛読書として読ませていただいております。

推薦する書籍の紹介

・「ブランドデザインが会社を救う!」小学館 
    ボブスリーヴァ著(COBO アドバンスデザイン  ディレクター)

・「<ヒット!>商品開発バイブル」明日香出版社
    馬場 了 河合 正嗣 共著

あれから13年、ますますブランディングは世の中に必要とされています。
そして、更に加速度をつけて大衆化を進めています。

小さな町の片隅から世界へ

弊社の社名はブランディングオフィスアンドオンです。
AND-ONはローマ字でANDON(アンドン)つまりは日本の灯りである「行灯」の意味が含まれています。
私の郷里、燕三条は3000のモノづくりの会社があり、家族で営む小さなメーカーも多数存在します。
そんな小さな会社の一歩先を照らし、歩みを進めてもらえることが私の願いです。
どんなに小さな企業でも世を照らす灯りになりますように。
アンドオンはナノブランドの希望の光となりたい。