私の故郷、新潟県三条市は製造業のまちです。
私の子供のころは自宅の土間を作業場にし、握りばさみを作る「こうば」が近所に点在しており、狭い通りに火花が散る中でチョークで絵を描いたり、ゴム飛びしたり近所の仲間たちと遊んでいました。 常にだれかれともなく集まれる駄菓子屋も町内に複数あり、学校が終わって帰ってくると玄関にランドセルを放り投げて毎日のように通っていました。
あの頃のように、学校から帰ったあとにともだちと遊ぶため駄菓子屋に集まっていた時のような ワクワクした感覚で、いつでも誰でも分け隔てなく、日々誰もが集える空間へ進化してゆく存在でありたい。
そんな場所がまちには必要だ。
そう考え、2015年に広さ300坪の廃工場を自費で購入し、駄菓子屋とフリースペースを複合した三条ベースをスタートしました。
三条ベース1階には年間のべ6000人以上の子供たちが集まり、放課後は地元の子供たちの憩いの場、居場所となっています。
また、土曜日、日曜日、祝日は家族と一緒に来場し、親子で楽しむ子供たちでにぎわっています。
いま、日本の子供たちの居場所が失われていることに気付き、子供たちのために行動を起こす皆さんに対して、私たちの「子どもコミュニティの運営ノウハウ」がお役に立てばと思い、JIMOTO BASE PROJECTを立ち上げました。
未来のための子どもたちの居場所づくりのために、行動をしている、または起こす皆さんに活用をいただけたら幸甚です。
アンドオン三条ベース 代表
NANOBRAND.LLC CEO 高橋憲示
高橋憲示 1971年新潟県三条市生まれ「ものづくりのまち」で工場の音を聞きながら育つ。 上京して音楽活動をしていたが、帰郷後の父の死去により地元企業を転々とする。
結婚後、子供を養うために転職した工具メーカーにて国内のトップデザイナーに師事、ブランディングを学ぶ。 当時は大企業やデザインブランドに多かった「デザインを主体とするスタイル的なもの」では一般事業主のような中小企業、小規模事業者にとって適していないと感じ、一般企業でもブランディングが出来る環境を提供するために研究し、独自のナノブランド概念を構築する。
現在は全国の支援機関に招聘をうけ、年間の事業支援実績は500件以上となり年間200人以上の経営者に独自の経営指導を展開する。
「小人の国のナノブランド」ゼンドラ出版
「にいがたアイデアファクトリー」 NHK新潟
「ナノブランドがニッポンを救う!」にいがたWEEK!
「ナノブランド的クリーニング経営」ゼンドラ新聞 コラム
三条ベースには、平日は地元の小学生から高校生が放課後の時間を楽しみ、週末と祝日は県内外から親子連れのみなさんが訪れ、年間延べ10,000人が来場し正真正銘の「みんなのたまりば」となっています。
独自の経営を展開するため、行政と連携せず、補助金や助成金なども申請せず、維持の一切を自腹でやってこれたのは多くの地元の協力者のみなさま、先輩諸兄、仲間たちの支えがあってこそです。
こどもの6年って早いですよね、そして6年はとても貴重な成長期です、三条ベースオープン当初に来ていた小学生はもう、来年高校を卒業する年になりました、その頃の中学生たちは社会人になった子もいます。
三条ベースには特にルールはありません、挨拶をしない、靴を揃えない、人に迷惑をかけるなど子供たちがモラルに反すれば叱る。それだけです。
1階は駄菓子とコインゲーム以外は全部無料のマンガコーナー、卓球コーナー、フリースペースで自由に遊ぶ。
2階は衣類や書籍、靴、カバン、文具、着物、食器、生活雑貨が全品無料の物々交換スペースZUPPEで欲しいものを選ぶ、不要なものを提供する。
そんな「三条ベース」にいま、全国から行政視察や企業視察の皆さんが訪れます。
いま、日本の子供の貧困率は6~7人にひとり、戦後最悪の状況となっています。
児童養護施設に親から離れて暮らさざるを得ない子供たちは25,000人、また、親の共働きで、遊び場もなく学校が終わると学童で過ごす子供たちは130万人いるのにも関わらず、公立学童(放課後児童クラブ)を利用したくても、利用できなかった児童数(待機児童数) は2019年5月時点で1万8261人で過去最多でした。 翌年、2020年は 児童数(待機児童数) は2020年7月時点で15,995人 。 そのうち小学1年生は1,982人となっています。
私たちは「子供はまちで育てる」を理念に、老若男女問わない「居場所」を創造してゆきます。創りたいのは子供たちのはしゃぐ笑い声、地域文化の継承、誰もが集える憩いの場、それこそが未来を創ることに繋がっていると信じています。
三条ベースには、「子ども居場所」「貧困格差対策」「シニア活用」「中小企業事業支援」などの様々な社会課題解決のための仕組みを兼ね備えています。現代において必要な持続可能な事業の仕組みがあります。
三条ベースはボランティアですか?という質問をよくいただきます。
そう聞かれた際は「三条ベースはボランティアではありません、れっきとした事業です。」とお答えしています。
とかく、子供対策、貧困対策等の社会課題解決の事業をされる際に、収益を得られないと悩まれている事業者が見受けられます。
ボランティアであろうと、事業であろうと、収益が得られないような事業を行っているということは、世の中の課題解決で助ける方ではなく、助けられる方になってしまいます。
事業が破綻し、継続不可能になるような無責任な内容では、助けたい子供たちやシニアなどのみなさんに対して申し訳が立たないです。
まちづくりはボランティアではない、れっきとした事業です。
憧れやイメージ先行で取り組むような軽い気持ちでは続くわけもありません。
また、しっかりとした「自分だけの持ち味を活かした事業計画」を作ることで唯一無二の存在になれます。
売り込まずとも、収益にするためには、ニーズを聞くことが大切です。
地域のニーズにはかならず御社が解決できることがあります。
それを、自己都合で、やった事ないから解らない。とか、慣れて無いので出来ない。と言えば試合終了です。
都合悪くなると自分軸が入ります世の中のために!苦手を克服しよう!その気持ちが大切だと、わたしは思います。
常にだれかれともなく集まれる駄菓子屋はいまでは滅多に見ない存在となりました。
駄菓子屋は子供のコミュニティを創造します、百年続く駄菓子屋を創り、子供たちのコミュニティとして変わらずあり続けるように考えます。
時代が変化しても子供たちの興味は変わりません、大人でも駄菓子屋を見てワクワクするのは当時の感覚を色濃く覚えているからではないでしょうか。
駄菓子屋のはじめかた、レイアウト、事業計画作成をサポートします。
コミュニティづくりには空き家、空き工場、空きビルなどの建物が必要になります。これから3軒に1軒が空き家になる、中心市街地のシャッター化などの空き家、空き店舗が多数あります。建物が空いているオーナーの皆さん、ぜひ利活用で地域の子供たちの居場所を作りませんか?空き家、空き店舗、空きビル、空き工場などの情報がありましたら、ぜひご連絡ください。また、建物を探している事業者の皆さんもお気軽にご連絡ください。
コミュニティづくりに悩む事業者の事業計画の策定、事業の実施、ウェブサイト、デザイン、SNSの作成など総合的な支援、アドバイスを行います。事業支援は中小企業庁、商工会議所等の専門家派遣事業を活用する、もしくは顧問契約を頂けますとリモート支援も可能ですのでお問い合わせください。
ZUPPE(ずっぺ)は新潟県三条市の方言で「おあいこ」や「おたがいさま」という意味があります、三条ベースの2Fには週末になると「不用品を持ち込む人」と「不用品を欲しい人」が訪れます。 持ち込まれるモノは食器や衣類、文房具、キッチン用品、書籍、生活雑貨などなど多岐にわたります。商品はすべて「無料」なので、中学生、高校生から家族連れ、高齢者に至るまで幅広い年齢層が利用します。 この活動は、2018年からはじまりもう6年目になりました。今では全国に活動が広がっています。ZUPPE事業についてはお気軽にご相談ください。
「持続可能なまちづくり」は地域の事業者が社会課題に対して実施する事業構築で実現します。
地域に根付いた事業者の経済活動、地域活動を持続的に運営するための手法や情報、仕組みの構築をサロンメンバーの交流により、より良い環境づくりを実現することを目的としています。
NANOBRANDが提唱する、自社が持続可能な状態にあり続けるために、益を生み出し、世の中に役に立つ事業を推進することが経営の真髄であると定義、そのためには世の中の凹みを解消するためにマーケティングを実施し、凹みを埋める凸を磨き、ブランディングすることが重要と考えています。
毎月第三土曜日は「NANOBRANDの日」三条ベース2F セミナールームにて開講しています。
特別個別相談 10:00~12:00
相談料20,000円
サロンセミナー 13:30~15:30
参加費1000円
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入会金なし、年会費なし
NANOBRAND 合同会社
代表社員/CEO 高 橋 憲 示
事業内容
経営コンサルタント/ブランディング/デザイン/商品開発/販売事業/コミュニティ運営
本社所在地 SANJO BASE
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